Georgia(ジョージア)

Georgia(ジョージア)とは

ジョージアはコーカサス山脈の南麓、黒海の東岸にあたる。古来から数多くの民族が行き交う交通の要衝であり、幾度もの他民族支配にさらされる地にありながらキリスト教信仰をはじめとする伝統文化を守り通してきました。一方で、温暖な気候を利用したワイン生産の盛んな国としても知られています。

ジョージアは、嘗てソ連の構成国のひとつでしたが、1991年に独立を果たしました。南オセチアとアブハジアの2地域が事実上の独立状態となっており、ロシアなど一部の国から国家承認を受けています。中央部のゴリは、旧ソビエト連邦の最高指導者であったヨシフ・スターリンの出身地でもあります。

一方でロシア帝国とその後に成立したソ連の支配が長く続いたことから、独立後は様々な方面でロシアとの対立路線を取ることが多い。1997年にはウクライナの呼びかけに応じてアゼルバイジャンやモルドバとともにGUAMを結成し、2005年にはウクライナと共に民主的選択共同体(英語版、ウクライナ語版)(CDC)を発足して加盟、2009年には独立国家共同体(CIS)を脱退しました。

1999年から欧州評議会のメンバーであります。

日本では、2008年にロシアと国交断絶したジョージア側の要請を受け、2015年4月までの国名呼称にグルジアからジョージアへ変更しました。

 

 

 

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ジョージアのあれこれ

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    01

    地理

    ジョージアはヨーロッパとアジアの間に位置し、西は黒海、北はロシア、南はトルコとアルメニア、東はアゼルバイジャンに接しています。

    気候は変化に富み、亜熱帯気候や高山気候に半砂漠気候まで見られます。

    国土の約8割は山岳地域で、大コーカサス山脈がロシアとの国境を成しています。大コーカサス山脈は自然の障壁として北からの冷気を遮断するとともに、豊富な水を湛え数多くの川の源でもあります。

    ジョージアの南側には大コーカサス山脈に並行して小コーカサス山脈が走っています。

    西の黒海から絶えず流れ込む湿った温かい空気はブドウ栽培にも大きな影響を与えています。

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    02

    気候

    ジョージアの気候の多様性はさまざまな地理的条件によるものです。

    ジョージアは黒海とカスピ海に挟まれ、亜熱帯と温帯の教会に位置していおり、地質・地形的にも複雑です。

    比較的小さな国でありながら、湿潤な亜熱帯気候や万年雪、氷河、南部の乾燥した半大陸性気候など、地域によって大きく異なります。

    感想した大陸性気候の東部では、夏は暑く冬の寒さは穏やかで、降水量・雲量が少なく寒暖差が比較的大きいのに対し、西部は湿潤で降水量が多く、寒暖差が小さいことが特徴です。

    西部の黒海沿岸には湿潤な亜熱帯気候が見られます。

    大コーカサス山脈が北からの冷たい空気の侵入を遮断すると同時に、黒海の温かい湿った空気が西部の低地に流れ込みやすいため、ジョージアの気候は比較的穏やかです。

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    03

    貿易

    ジョージアは世界貿易機構(WTO)に加盟し、米国と自由貿易協定を結んでいます。

    EUとジョージアが2014年6月27日に署名した連合協定は2016年7月1日に発効し、ジョージアは「深化した包括的自由貿易圏」(DCFTA)の一部となりました。

    ジョージア・中国間の自由貿易協定は2018年に発効しました。

    ジョージアはコーカサス・中央アジア地域で初めて中国と自由貿易を行う国になりました。

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